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都議会議員補欠選挙 選挙区別情勢その2~北区、板橋区、足立区選挙区~

東京都知事選挙とともに、7月7日に投開票が行われる9つの都議会議員補欠選挙、2回目は北区、板橋区、足立区のそれぞれの選挙区の候補者がどのような訴えをしているのかなどを追跡します。

【北区選挙区】

北区選挙区の補欠選挙は自民党議員が辞職したことによって行われます。

立候補したのは届出順に次の4人です。

共産党新人で北区の元区議会議員、清野恵子さん50歳。

地域政党都民ファーストの会新人で北区の元区議会議員、駒崎美紀さん45歳。

自民党新人で北区の元区議会議員、戸枝大幸さん47歳。

日本維新の会新人で元会社員の木藤直樹さん40歳。

共産党新人の清野さんは、「いつも全力一人ひとりの声に本気で寄り添う」をスローガンに、ひきこもりやヤングケアラー、性的マイノリティなど、声を上げにくい人たちへの支援の拡充を求めてきた区議会議員として実績を訴えています。「競争と分断の中で「自己責任」を押し付ける社会から、国や自治体が公的役割をしっかり果たし多様な生き方をサポートする社会へと、みなさんと一緒に政治を変えていきます。」と都政改革を強調しています。

都民ファーストの会新人の駒崎さんは、「あなたの声を聴く、あたらしい東京・北区へ。」がスローガンです。人生100年時代、いくつになっても「自分らしく暮らせる」サポートを充実し、物価高騰で傷んだ地域経済と家計を癒す!経済対策の実行、災害時に凶器となる電柱を地下に移す「無電柱化」推進などを訴えています。

自民党新人の戸枝さんは、「東京新時代を北区から創る!」を掲げています。「北区を、安心・安全・快適NO1の住宅街に!」「教育力の向上」「SDGsのまちづくりと、持続的発展可能な行政サービスの実現」などを訴えています。

日本維新の会新人の木藤さんは、「北区は数々の産業が興り、近代経済の父といわれた渋沢栄一が暮らし愛した地です。政治が変われば、まちが変わり、暮らしは変わります。皆さんとともに、ここ北区から政治を変え、都政に新風を!」

とSNSで立候補の抱負を語っています。 

【板橋区選挙区】

板橋区選挙区の補欠選挙は、地域政党都民ファーストの会議員が辞職したことによって行われます。

立候補したのは届出順に次の4人です。

自民党元都議会議員、河野雄紀さん54歳。

都民ファーストの会新人で板橋区の元区議会議員、渡辺義輝さん36歳。

共産党新人で板橋区の元区議会議員の、竹内愛さん47歳。

日本維新の会新人で衆議院議員の元秘書、津田郁也さん26歳。

自民党元議員の河野さんは、「一人ひとりに寄り添う政治」を目標に、公共交通強化を通した便利でアクセスの良い街づくり、子どもの才能を育む文化と教養ある街づくり、災害からいのちを守るしなやかで強い街づくり、ひとり一人が幸福に。ユニバーサルデザイン発想の街づくり、区と都の連携を通した、長期的視野のある街づくりなどの政策を訴えています。

都民ファーストの会新人の渡辺さんは、「地元生まれ、地元育ち!!」と地元の小・中学校を卒業し、地元で暮らしてきたことをアピールし、日々の活動や地元の人たちとの交流をSNSで発信しています。

共産党新人の竹内さんは、差別をなくし、ジェンダー平等目指す平和都市・東京に、大型再開発事業優先から住み続けられる東京・板橋へ、子どもの権利を保障し、教育・保育の充実を、必要な医療や介護が受けられる安心の制度へ、地域経済を支える中小零細事業者を応援する都政にという政策を掲げています。区議会議員として6期21年間取り組んできた実績と経験をアピールしています。

日本維新の会新人の津田さんは、妊産婦健診を含めた出産にかかる費用の完全無償化、都営住宅の集約化高層化、主権者教育の拡充、特に若年世代の投票率向上を目指した施策の推進、防犯カメラの設置費用の助成等、防犯対策の強化などの政策を掲げ、日々の活動状況をSNSで報告しています。

【足立区選挙区】

足立区選挙区の補欠選挙は自民党議員が亡くなったことによって行われます。

立候補したのは届出順に次の2人です。

自民党新人で会社役員の榎本二実子さん47歳。

立憲民主党新人で足立区の元区議会議員の、銀川裕依子さん38歳。

自民党新人の榎本さんは、区民の皆さんのお役に立ちたいと思い、消防団やボランティアなどの地域活動を行ってきた経験を訴えています。また、自民党国会議員による裏金事件をはじめとする不祥事については、普通の感覚を持った人が当たり前の意見を言うことができれば、日本の政治が変わるのではないかと思い、今回政治の世界へチャレンジする決意を固めたと立候補の理由を語っています。

立憲民主党新人の銀川さんは、「ずっと住み続けたい区民が愛する足立区へ」がスローガンです。小中学校の教材費無償化や子どもの英語力・ICT力推進などの教育環境の充実、手話動画や点字など障がい者に対応した水害ハザードマップの作成、卵子凍結助成の妊活支援などの政策を訴えています。

                                以 上

筆者 平木雅己(ひらきまさみ)選挙アナリスト

元NHK社会部記者。選挙報道事務局を長く勤め情勢分析や出口調査導入に尽力。小選挙区制度が導入された初めての衆議院議員選挙報道ではNHK会長賞を受賞。ゼネコン汚職事件、政治資金の不正など政治家が関わる多くの事件・疑惑も取材。

その後、連合(日本労働組合総連合会)事務局にて会長秘書(笹森清氏)として選挙戦略の企画立案・候補者指導を担当、多くの議員の当選に尽力した。 

政策担当秘書資格取得後、法務大臣/自民党幹事長代理はじめ外務大臣政務官、衆参国会議員政策秘書として、外交・安全保障、都市計画、防災、司法、治安、雇用・消費者、地方自治などの委員会や本会議質問を作成、政策立案に携わる。

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